リロイ・ロバート・ペイジ
リロイ・ロバート・ペイジ <Leroy Robert Paige>
この名前を聞いてすぐにピン!と来た人は相当なベースボール通です。
サチェル・ペイジ <Satchel Paige>
これでわかってもかなりのものです。

Leroy Robert "Satchel" Paige
彼は伝説の投手といわれていますが、あの160km/hの速球を投げていたと言われる、火の玉投手ボブ・フェラーが「サチェルの投げるボールがファストボールなら、俺の投げるボールはチェンジ・アップだよ」と発言しています。
そのサチェル・ペイジの成績を紹介すると。
「2500試合以上に登板し、2000勝以上をあげ、うち完封勝利は350以上、ノーヒットノーラン達成は55試合」
と「言われて」います。
私が彼の事を知ったのはおよそ30年前の1982年の6月の事でした。
当時私は高校3年生でしたが、それは新聞の隅にあった小さな囲み記事でした。
そこには「伝説の名投手ペイジ氏死去」と書かれていました。
しかしその記事を読んでも全く理解できず、「それだけの投手を何故これまで知らなかったのか?」と思っただけでした。
それから2年後、彼の事を取材した一冊の本が出版され、それを読んだ私は2年前の疑問に対する答えを得ました。
なぜサチェル・ペイジが「伝説」の投手といわれているのか。
そして、全く知らなかったアメリカにおけるベースボールの歴史も知りました。
ナショナル・パスタイムと言われる所以や文化としてのベースボール。
かつて「地球の裏側にもう一つのベースボールがあった」と言った、スワローズでプレーした元メジャーリーガーがいましたが、なんとなく彼の気持ちがわからなくもありません。
この本を読んだ事がきっかけで、単身アメリカを旅しクーパーズタウンにも行きました。
「史上最高の投手は誰か」 佐山和夫著

佐山和夫著:史上最高の投手は誰か
興味のある方は是非ご一読を。