球児の夏到来
今日、西日本のほとんどの地域で梅雨明け宣言が出されました。
関東地方以北の地域も近々梅雨明けしそうです。
いよいよ夏がやってきました。
高校野球の夏でもあります。
私たちの地方でも明日、甲子園大会の地方予選が開幕します。
各チームの選手・監督・コーチ・保護者・関係者、気持ちが昂っている事でしょう。

二度とやって来ないこの夏を、思い切り駆け抜けろ!
あるチームの監督さんのブログにはこうつづってありました。
”選手それぞれが心身ともにベストコンディションで大会(試合)を迎え、持てる力のすべてを発揮してほしい…。ただそれだけです。”
”試合に出場する選手・ベンチ入りする選手・スタンドで応援する選手、すべての部員が一人も欠けることなく、それぞれの役割の中でベストを尽くし、悔いを残さないことが大切です。”
指導者として、あるべき姿であればこその言葉でしょう。
結果はあくまで「結果」。
それに至る内容こそが真に尊く、若者を成長させる。
それを心から理解されているからこそ出てくる言葉だと感じました。
トーナメント戦で戦われる高校野球は、そのほぼ全てのチームが敗戦で終わります。
そしてほぼ半数が勝つ喜びを経験できずに終わります。
考えてみれば非常に過酷であり、非情な世界です。
だからこそ結果は「結果」と割り切らねばならないと思います。
どのような結果に終わろうとも、それまでの「準備」はどうであったか?
その反省を糧とし、如何に将来の人生に活かす事ができるか?
それができてこそ、本当の「良い結果」に導かれることでしょう。
先の監督さんは、こうも記しておられました。
”この1年間、ここまでやるべきことはやりました。あとは<魔物>に勝敗を左右されることのないよう、しっかりと心身の調整をしていきたいと思います。”
指導者がここまで言い切れると言う事は、すでにこのチームの目的はほぼ達成されています。
あとはどれだけチームの目標(結果)に迫れるか、それを越える事が出来るか?
それは神のみぞ知る。
球児の皆さん、思いっきり夏を楽しんでください。
そして人生を力強く歩んで行ってください。