メンタル講座(第1回)

高畑好秀さんによる、メンタルコラム第一回目です。

第1回 メンタルトレーニングの必要性

☆ メンタルトレーニングってなに?

メンタルトレーニング=心の正しい習慣を身につける

正しい思考方法(物事の正しい捉え方)をしっかり自分の心の中に作り上げていけば、どんな状況になっても、より正しい対応がとれるようになります。
そうなるには返し繰り返し自分の頭の中で、正しい習慣を積み重ねていく作業が必要です。
体のトレーニングと一緒でトレーニングしている時だけがトレーニングではありません。
本当にトレーニングの意識の高い人であれば、例えば自分の立つ姿勢を含め24時間、トレーニングですよね。
全部トレーニングなわけですから、メンタルにしても体にしても24時間取り組んでいく意識がまず必要です。

では、具体的に「正しい心の習慣」とは、どういう事なのか?
「誰もがピンチだと思うような事でも、捉え方によってはチャンスかもしれない」と考える事です。
つまり常に自分の考えに対して疑問を持っていく事です。

例えば、ノーアウト満塁のケースでは、投手からすると大ピンチです。

ピンチをどう乗り切るか

しかし見方を変えると、逆に打者の方がピンチだと考えることも出来ます。
ノーアウト満塁のケースなんか「絶対に点をとらなくてはいけない」場面です。
しかし、そのプレッシャーたるやバッターの方が大きいですよね。
内野ゴロを打ったらゲッツーでチャンスを潰してしまう。
投手の方が満塁だとある意味1点はしかたないという割り切りができるかもしれません。
同じノーアウト満塁でも、捉え方一つでどちらがピンチなのかわからなくなってしまうのです。
そう考えると見える景色がガラッと変わってくるでしょう。
そういう作業を重ねていくしかないのです。
これは練習の時から意識を持って取り組んでいかなくてはいけません。
プレッシャー、不安、恐怖を感じれば、自分にとってプラスに作用する事はほとんど無い。
しかし、プラスにもっていける考え方も存在しており、それを知っていて損はない、と言う話です。

 

☆ 心技体そろって初めてパフォーマンスが出る

ただ一つ言えるのは、やはり力を出せるのは心技体そろっての事です。
メンタルだけ弱い人がメンタルを鍛えたらパフォーマンスがでる場合はあります。
しかし技・体が弱い人が心を鍛えても力は出ません。
心技体、きれいな三角形にしていかないと力を出し切れない。
心技体をしっかり鍛えないといけません。
どれか一つ抜けていても駄目ですよね。

例えば幅30センチの板を地面に置き、その上を歩けと言われれて歩けない人はいないでしょう。
しかしこれがビルの屋上の端なら・・・人は歩く技術も体力もあるのに、心がマイナスに作用すると立つことすらできないのです。

地面に置かれたものなら恐怖を感じない

地面に置かれたものなら恐怖を感じない

技術と体だけで成立するなら歩けるはずですよね。
なのに歩けないという事は心が変化しているからです。
歩くという動作は人間が最もトレーニングをしている事の一つですからね。
それだけ練習していることでも、心が崩れると出来なくなってしまう。
不安、恐怖があると、人間は立つという行動さえもできなくなるのだという前提に立って考えないといけないのです。
フィジカル、テクニックだけでなくメンタルもしっかりとトレーニングする必要があります。

 

高畑好秀メンタルトレーナー

メンタルトレーナー 高畑好秀

 

 

 

 

 

 

 

→ メンタル講座(第2回)「考える選手になろう」