フィジカル講座(第一回 姿勢とパフォーマンス)

肩や肘の投球障害でも股関節体幹にアプローチすることで痛みなく投げれるようになる選手も非常に多くいます。

特に投球障害では全身を診てのアプローチが重要になります。

例えば、肩を怪我をしている選手に対し、『①立位』と『②正座』で手を上げ、痛みを比較します。
・立位と正座で痛みが変わらない
⇒肩自体に問題があることが考えられる
・立位と比べ、正座の方が痛みが軽減する
⇒下半身の悪い動き、柔軟性からの問題が考えられる

①立位

②正座

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正座で痛みが軽減することをヒントに問題点を考えます。

普段姿勢の悪い選手が正座をすることで股関節周辺の筋肉が一時的に弛緩(緩む)するため、良い姿勢を作ることができます。

そのため、姿勢(股関節)に問題がある選手は②で手が上がりやすくなります。

①と②で変化がない場合は肩に問題が考える為、病院へ診察に行ってもらったりと選手の状況に応じて対応を考える必要があります。

このように怪我の原因がどこにあるのか明確にし問題点に対してアプローチを行うことで再発を予防し、スムーズに復帰することができます。

 

写真③

写真 ④

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真では④の写真の方が手が上がっていません。なぜでしょう?

答えは、姿勢が崩れているため手が上がりにくくなっているのです。

『③背すじを真っすぐにした姿勢』と、『④猫背の姿勢』で手を上げるの両方をやってみると、上がりやすさの違いが良く分かります。

つまり、姿勢が崩れることで肩・肘の動きに影響を与えてしまっているのです。

④のような選手に対して肩だけにアプローチしていても治らないのは先ほどの話からも分かって頂けるのではないかと思います。

④のような選手であれば姿勢が崩れている原因がどこにあるのか全身から問題点を見つけアプローチしていくことが必要になります。

痛みが出ているのは結果であり、痛みを起こすきっかけとなった原因を見つけていくことが非常に重要です。

また、姿勢などの身体的特徴以外にも障害を引き起こしている原因があります。

一般的に言われる指導方法やトレーニング方法の中にも障害に繋がっているケースがたくさんあります。

そこで『何が正しい体の使い方なのか』、『正しいトレーニングとは?』に対する答えの理論的裏付けをとるために病院や大学と連携し、共同研究も行っています。

徐々に学会でも発表を行い、情報を発信していきたいと思います。

ゴッドハンドトレーナー 高島誠

 

http://www.macstrainerroom.com